2025-04-05
春の薬膳

人は、生まれてくるときにすでに備わっているものを「先天の精」と呼びます。また、普段の食事により得られるものを「後天の精」と呼びます。体調不良が続いている方は、精気が減ってしまっています。この精気を補うために食事が大切です。
春には鬱(うつ)の方が多くなります。東洋医学で「春」は、「肝」や「木」と関連します。
春になると木が上に伸び枝や葉を伸ばすように、肝の気ものびのびカラダの中を巡ることが健康の条件です。疲れやストレスがたまっていると肝気を巡らす力が落ちてしまい、イライラしたり鬱の症状が出やすくなります。
いわゆる5月病も春の病といわれています。真面目で几帳面、人に気遣いをしすぎる方は気の消耗が早く、鬱の症状が出やすくなりますので、気をつけましょう。
滞っている気を巡らせる食材
・玉ねぎ・らっきょう・そば・みかん・きんかん・レモン・パクチー・大葉・ハッカ・ターメリック・ローズマリー・ジャスミン・シナモンなど