腎の働きを強くする
今年の冬は、寒暖差が激しく寒さがこたえますね。こんな辛い季節を乗り切っていただけるように寒さに負けない身体作りをしましょう!
寒さの邪は、寒邪(かんじゃ)とよび、五臓六腑の『腎(じん)』の働きを弱くします。
東洋医学の腎は、解剖学的な腎臓とは違い、生命力の源である「精」を貯蔵する働きがあります。成長や発育、老化、生殖能力、免疫をコントロールする司令塔の役割です。
まとめると腎はアンチエイジングの要といえます。
免疫力アップの鍵は腎を冷やさないことです。腎の機能が衰えると、物忘れや難聴、尿漏れ、精力減退、不妊、足腰の弱りなど多くの不調が起こりますが、特に寒さは腎の働きを低下させ、免疫力低下を引き起こしてしまうので気を付けましょう。
冬は身体を温める食材を摂り、寒さから腎を守ることが大切です。
特に、ご高齢の方や腎の機能が未熟な子どもは影響を受けやすいので、身体を冷やさないように気を付けましょう。
- 身体を温めて発汗を促し邪気を払う食材 ショウガ、シソ、ネギ
- 胃腸など体の中を温めてくれる食材 とうがらし、シナモン、こしょう、さんしょう、もち米、栗、かぼちゃ、ニラ、玉ねぎ、黒砂糖
- 身体を温める肉・魚介類 羊肉、鶏肉、鹿肉、鯛、太刀魚、鮭、アジ、ふぐ、赤貝、ムール貝、えび
また、腎を強くするためにお灸もおすすめです!
アキレス腱と内くるぶしの間のくぼみに体谿(たいけい)というツボがあります。体谿は、腎経のツボの中でも気が多く集まる重要なツボです。腎が不足している人は、くぼみが大きくなっています。
また、ぎっくり腰や慢性腰痛の方も腎が不足していることが多いです。そんな方には、腎兪(じんゆ)というツボがおすすめです。ウエストの高さでわき腹に手を当て、親指が当たるところが腎兪です。
養生は繰り返し続けることで効果が現れます。楽しみながら続けてこの冬を一緒に乗り切りましょう!!